まずは「アンコール・トム」へ向かいます。
立派な門が見えて来ました。
当時の王様は、宗教等、自分を超える勢力による争いを恐れていたので、賢く、仏教とヒンドゥー教どちらの像も飾っています。
こちら全てこの様に、石に穴を開け、象を使い人間が運んでいたというのですから、驚きです。
彫刻も素晴らしいです。耳たぶが長いのがカンボジア人、そうでないのが中国人だそうです。
この様に、ガジュマルの木の根っこが遺跡を動かしてしまい、崩れてしまうのだそうです。カンボジアもベトナム同様、フランス領だった時代があり、フランス政府が遺跡の修復を進めたとのことです。遺跡から近いところに空港を作ったのもフランスへ遺跡の一部を持って帰る為というので、納得です。
片耳が無くなってしまっている、こちらの仏像は、リエル(カンボジア紙幣)にも印刷されています。
ランチは、伝統的なクメール料理を頂きました。
日本のさつま揚げの様な、アモックが美味しかったです。
続いて、いよいよ「アンコール・ワット」へ。
お堀に囲まれているので、辿り着くまでに大きな橋を渡ります。
水面に映る姿も美しいです。
中に入ってみると吹き抜けになった回廊がいくつもあります。太陽の光がぴったり当たる様に設計されています。すごい技術です。
当時、日本の役人も訪れたことがあるそうで、柱に漢字で名前が書いてあります。飛行機もない時代にいったいどれくらいの時間をかけて来たのでしょうか…。
また、「アンコール・ワット」がもっとも美しく見えるのが夕暮れ時です。オレンジ色の光が照らす遺跡は、神秘的。若い僧侶の方々と。